どのような仕事でも働き始める時は不安を抱えやすいものですが、介護職に就いて働き始める時に多くの人が不安を感じる理由には、次のようなものがあります。
まず挙げられるのは、「初めてでも大丈夫かどうか」という悩みです。
介護職は未経験・無資格でも始めやすい仕事のため、このように不安に思う人が多いのです。
しかし、人と話をするのが得意なら利用者と信頼関係を築くのに役立てられたり、手先が器用なら工作などに生かすことができます。
次に、「資格は要るのかどうか」という悩みが挙げられます。
介護は無資格でも行える仕事ですが、できるのは生活援助や事務的な仕事のみで、利用者の体に直接触れて行う身体介護は行えません。
職場によっては資格取得のためのサポートを受けられるので、将来的にスキルアップやキャリアップを目指しているのであれば、求人情報や面接の際に確認しておくと安心できるでしょう。
また、「給料が低いのかどうか」という悩みもあります。
しかし、介護職は給料が低いというイメージがありますが、厚生労働省の調べによると実際の年収は平均で360万円と、一般事務や対面での販売職と大きな差はありません。
また働き方によっては夜勤手当などの手当がついたり、キャリアアップすることによって収入は増えていくでしょう。
最後に、「体力的についていけるかどうか」という悩みについてですが、介護職は肉体労働的な一面もありますが、そんなに不安になる必要はありません。
就いているのは半分以上が女性であり、屈強な人でなくてもしっかりと業務を行えているので、正しい介助方法を学ぶことで利用者にも自分にも必要以上の負荷をかけずに介助ができるのです。